保×JR連合共同ボランティア(2019年9月)


 保集落の住民と、JR連合からの呼びかけで集まる全国からのJR職員ボランティアが、集落維持管理作業を共同で進めるスタイルは、上流研で狡外者コーディネート型瓩僚戸邂飮モデルとして、対外的な場面でもよく紹介しています。
 ほかのいくつかの集落()でも、狡外者コーディネート型瓩龍縮深い事例がありますが、保集落での取り組みの特徴は、なんと言っても、本年度で12年目となる、これだけ長期的に継続している点です。近年では特に、集落との信頼関係が深まっているように感じます。
 

 ですが今回は、反省しなければならないことがありました。
 年2回の作業が定着して、6月と9月に共同作業をおこなうのが定番となっています。この年の6月作業は初旬の、例年よりも早い週に作業を行いました。冬からの天候などの影響により、このときは、雑草の伸びにも勢いがなかった。
 このたびの9月作業は逆に、9月最後の週末と、例年よりも遅い時期の作業実施でした。猛暑を過ぎてからは多雨となり、控えめだった雑草が勢いづきます。その中でも、この時期に猛勢となったのがアメリカセンダン草という外来種です。実もつき始め、この実は衣類などによくつくため「ひっつき虫」などとも呼ばれる、やっかいな雑草です。悪いことに、放っておくと大人の背丈ほどにも高くなり、茎も硬くなって処理に手間がかかります。

 

 
 個人で管理している土地は、それぞれが手入れをしています。しかし集落で管理をする共有の土地は、個人では手が出しにくいもので、せっかくJRの皆さんが来てくれるのだからという考えもあってか、6月作業からのこの間、毎回の作業箇所となっているある土地は、雑草管理はなされないまま、やっかいなアメリカセンダン草が、ひどい状態で一面に広がってしまっていました。

 

 

 

 
 この9月作業は雨降りもなく、作業範囲が広がった今回も、2日間にわたる共同作業は滞りなく順調に進みました。共同作業の質は向上しているようなのです。終了後の集落住民とJRのボランティアの皆さんとの親睦会も和やかに、いつも通り楽しい時間を過ごしました。
 しかし、あのアメリカセンダン草の様子が心に残った。作業に取り掛かったボランティアの皆さんの衣類は、全身とげとげでいっぱいになっていた。予定通りの時刻で解散し、JRの皆さんを見送った後、遠方から駆けつけてくれるJRボランティアの皆さんへの申し訳なさと、自分たちのふがいなさ、なんとかしなきゃという思いから、ある住民の提案で、公民館に残っていた人が寄り集まり、このたびの共同作業への反省会が始まりました。道具の片付けで居合わせていた私も声をかけられ、立ち会いました。

 

 

 
 こんな事態にならぬように、どうすべきだったのか。今後のこの共同作業をどうしていくのか。そもそもこの取り組みを通じて何を目指していたのか。集落として、やっていけるのか。根本的なところまで突き詰めて、いろんな考えが出てきました。結論は出ませんが、年末までにまた話し合おうということで、解散となりました。
 保集落とJRの皆さんとの共同が、良い取り組みだからこそ課題が見えるのであり、問題意識が喚起されるのだと思います。良い関係だからこそ、お互いの心遣いが生まれます。

 

 

 
 保集落は、早川町内では比較的移住家族の多いところです。子育て世代の家庭は共働きで、小さな自治体だけに学校行事に携わることも多く、思いのほか忙しい。これまでのやり方をただ踏襲するだけでは、うまくいかなくなってしまうでしょう。
 だからこそ狄靴靴そ戸遒離タチを探ることに価値があるわけですが、そこに「集落支援」として携わる私たちの役割も、また大きい。あらためて、身の引き締まる思いでした。

 

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