南小で「トロッコ」授業


 早川町立南小学校の『春木っ子タイム』に呼ばれ、地域学習に取り組む南小の「トロッコ班」の児童たちに、早川流域の谷あいに、かつて運行していたトロッコのお話をしてきました。
 

 現在、早川町内で暮らす人々の中にも、上流域で伐り出された丸太材が、トロッコを使って運ばれていく風景を記憶にとどめている人が少なくないようです。古い写真も残っています
 児童たちにとっても、いかにもレトロな感じのトロッコは興味をそそるもので、遊園地や観光地で乗ったことがある子もいました。授業中の様子からも、「トロッコ班」に参加している児童たちは、主体的にトロッコに関心を寄せている雰囲気がよく伝わってきて、感心します。

 

 
 ですが、せっかく地域学習として取り組むなら、どのような経緯で、早川流域にトロッコが走るようになったのか、それが早川町にとってどんな意味があったのか、この流域で暮らす人々がどのように受け止めたのか、しっかり伝えたいものです。こんなとき、上流研で掘り起こしてきた地域資源や情報が大いに役立ちます!
 実は、2017年度から取り組んでいる『やまびと講座』の「川」「道」それぞれのテーマでも、トロッコのことに触れています。そして逆に、「トロッコ」の話を受けとめるには、早川流域で、かつて狎遶瓩どんな役割を果たしてきたのか、流域の人々がどんな狷鮫瓩鮖箸辰栃襪蕕靴鮴り立たせてきたのか、そんな話題が欠かせません。授業でも『やまびと講座』で使用したスライドを、ふんだんに盛り込んでみました。「トロッコ」をテーマに再構成する作業は、とても興味深いものでした。

 

 
 児童の皆さんだけでなく、先生たちも、本当によく話を聞いてくれました。スライド上映の後の質問では、ハッとさせられるものもあり、答えられず宿題となったものもあります。
 中でも猝滅鬚い福瓩隼廚辰燭里蓮▲肇蹈奪海梁腓さについて質問があった後、参加者からの発案で、西山温泉への観光客向けに運行していた、人の乗車専用トロッコをシミュレーションを実際にやってみたこと。この流域で暮らす子どもたちならでは、早川の深い谷を思い浮かべながら「振り落とされるぅ〜!」の声には、思わず笑ってしまいました。

 

 
 上流研で知的財産を、このように教育現場で活かせること、とても嬉しく思います。また、早川町の成立に大きく関わる「トロッコ」授業の依頼を受けたことをきっかけに、早川流域への知見を深める、大変良い機会を得ることができました。ありがとうございました。
 今後、トロッコが運行していた時代を偲ばせる町内スポットの案内や、実際にトロッコを運転して木材を運んでいたという町民へのインタビューも企画されており、同行させてもらいます。これも楽しみです!

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