早川北小にオリンピックアスリートがやってくる

「早川北小学校にオリンピックアスリートがやってくる!」

この横断幕は児童が書いたもの


 この日、早川北小にて「夢・希望・勇気〜ロンドンオリンピックを目指して〜」と題する講演会がおこなわれました。2019年度、北小がオリンピック・パラリンピック教育推進事業の指定を受けたことをによるもので、講師には、2012年のオリンピックロンドン大会で女子4✕100mリレーに出場した、佐野夢加さんが登場します。3年生以上を対象とするこの公開授業を取材しました。
 

佐野夢加さん登場

 

こんにちは!


 佐野夢加さんは、早川町と同じ山梨県峡南地域の富士川町に在住する方です。子どもたちはまず、そのことに少し驚いているようでした。そして講演では、現役選手としては最後のレースとなった、オリンピックロンドン大会までの経験や学びが語られました。
 オリンピックで日本から女子4✕100mリレーに出場するのは、1964年の東京大会以来のこと。8万人の観客が詰めかける競技場のコースに立った佐野さんの足は、震えていて動けないほど。それは競技人生で初めてのことだったそうです。
 小学校3年生で陸上競技を始めたとき、上背も小さく、周りにはクラブチームのユニフォームを着た子ばかりの中で、私服の上着をまとって大会に出場したときのこと。個人競技だけれども、団体競技のように、皆で臨むのだと気づいたときのこと。怪我ばかりだった大学時代、11秒台をたたき出し、希望を持ち直したときのこと。社会人になっても競技を続けることを決め、そして、富士山に登頂したときの思い出話もありました。

 

何でも「準備」が大事

 

経験をもとに語られる数々の言葉

 

画像(スライド)とともに惹き込まれていく

 
 富士山は砂地からはじまり、石、岩と変わっていく。山頂よりも低い位置にある雲の中、足元しか見えない中で一つひとつ歩みを進めた。見えるのに、頂上は遠い。なかなか近づいてこず、「あと2時間」というような表示も出ている。そうやってたどり着いた山頂からの景色は美しかった。口にしたおにぎりが、美味しかった。
 実は中学生のときの授業の一環で、富士山登山の経験があったそうです。でも高山病を発症し、その時は登頂は叶わず、この時が2回目のチャレンジでした。
 佐野夢加さんの、それまでの競技人生での実感と大いに重なったのでしょう。このような素晴らしい景色を、「陸上」という世界でも見るのだと、このとき決意したそうです。
 
 北小の児童には、早川陸上クラブに参加している子がいます。その中の1人からの、「リレーをすることもあるのですが、私はバトンを渡したり受け取ったりするのが苦手です。どうしたらうまくできますか?」という質問に、誠実に答える佐野夢加さんが印象的でした。
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 それは(リレーという競技の中で)最も大切なこと。バトンをきちんと受け取れるかな? 渡せるかな? と不安なんじゃないかな。バトンを渡してくれる人のこと、バトンを渡す相手のこと、よく知っているかな? ロンドンオリンピックの仲間たちは、年齢差もあるし、みんなライバルではあるんだけど、相手のことをお互いに信じられる間柄でした。バトンを渡す人ともらう人の信頼関係が大事。たくさんコミュニケーションをとって、仲間のことをよく知ってください。
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(以上、筆者のメモ書きより)

 

自分の夢を問われた一場面

 

児童からの言葉と真剣に向き合う夢加さん

 
 児童たちはこの後、給食を一緒にとったそうです。
 夢の実現は、次の夢へのステップだった。きっかけは何でもいい。うまくいくか、いかないか、そんなことは考えなくていい。やってみようかなと思ったら、とりあえずやってみたらいい。
 話を聞いた子どもたちの心に、メッセージはどのように刻まれたでしょうか。みんな、佐野夢加さんの言葉のように温かく、伸び伸びと育ってほしいものです。

 

記念撮影が終わって、何を話したかな?

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