早川北小学校緑の少年隊


 この日は、早川北小学校の4〜6年生が参加する「緑の少年隊」活動がおこなわれていました。北小の一大イベント「わらべどんぐり祭り」の振替休日にも関わらず、対象である高学年の児童はしっかり全員参加。元気だなぁ!

 今回のテーマは狒稟△寮瀉岫瓠2学期の初めに、早川町森林組合の指導で作った野鳥用の巣箱がいよいよ屋外に設置されます。
 朝から北小に集合した児童たち。加えて、未就学の妹さんが保護者付きで見学参加していました。

 

 
 活動は講師を務めるヘルシー美里の大西さんとともに、この巣箱の形の意味、使用する野鳥の種類、用途、設置時期、設置場所などについて、具体的に確認していくことから始まります。
 「カラスが開けて雛を食べてしまうから、このふたは釘と針金を使って固定しようね」、作った児童の名前入りの巣箱を眺めながら、大西さんから早速指摘が入りました。「この入り口の直径は何ミリかな? わずかな穴の大きさの差で、使ってほしい野鳥の種類を限定することができるよ」などなど、冒頭から子どもたちも引率の先生、そして付き添いの保護者も引き込まれていきます。

 

 

 
 「ところで、どんな野鳥がこの形の巣箱を使うんだろう?」、大西さんの問いかけに、しばらく悩む子どもたち。「・・・ハクセキレイ!」と6年生の男の子から名前があがります。
 残念ながら、ハクセキレイは地面や軒下に巣をつくるらしく、作った巣箱の形態にはそぐわないようです。もし活用する場合は、横向きに寝かせてふたは開け放って地面などに置くのがいいとのこと。どうやら、この巣箱で観察を見込んでいる野鳥は、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラなどの「カラ(「山にいる小さな鳥」の意味とのこと)がつく野鳥。出入り口の穴の直径は、28ミリがベスト。30ミリあるとスズメが入ってきて乗っ取ってしまうよ、その説明に一同どよめきます。たった2mmの違いで・・・、しかも、、、あの穏やかそうなスズメが???

 

 野鳥はこの巣箱を、冬の間は寝る時に使い、春になると子育てに使うのだそうです。親鳥は空中から一直線に巣穴に飛び込んでいくので、巣箱に止まり木などは不要なこと。むしろ、少しでも足場があると蛇などが入り込みやすくなってしまうこと。同じ理由で、枝や葉に隠れるように設置するよりも、つるんとした幹に設置した方が雛にとって安全なこと。よさそうな「物件」として巣箱に目星をつけるのは雄、それを受けて中を念入りにチェックするのは雌であること。
 「人間と同じだ!」とある子が叫び、一同大笑い。
 巣箱の床には、まずコケをびっしり、そして母鳥の羽根や動物の毛でふかふかにすること、産卵の期間は絶対にふたを開けて覗いてはいけないこと・・・。大西さんの説明は、一つひとつがクイズのような問いかけになっていて、そのたびに児童の意見や考えが引き出され、活発に飛び交います。

 

 

 
 基礎知識を学んだ後は、いよいよ屋外に繰り出します。縄張りは直系100メートル、その範囲を意識して、十分な距離をとって、設置する場所を決めていきます。
 一つは、校庭からも観察できる杉の木に、次は学校横の公民館の柱に、児童が自分の巣箱をくくりつけていきます。ちかくの鳥居のそば、野鳥公園の方面にもつけていき、途中おやつ休憩をはさみながら、ワイワイ進んでいきます。

 

「町外の活動に講師として参加しても、子どもたちの好奇心はどこも旺盛。でも北小の子たちは、普段のBEANSの活動や身の回りの自然環境もあってか、日ごろから自然や動物への注目ポイントが鋭いなと思う」
 プログラムの中で、大西さんがそのように語ったのが印象的でした。正解かどうかは別として、野鳥の名前や天敵となる動物の名前、そして行動の仕方など、具体的にイメージを持っていたり、目の当たりにしたことのある自然現象や自分の体験と結び付けて理解しようとしたり、そういったことを自然にやっているというのです。

 

 

 そうした観察眼を養いつつ、このような探検隊活動に参加して実感に結び付けていき、また学習への意欲が湧き出る、そのサイクルは素敵です。『わらべどんぐり祭り』に引き続き、別の面での子どもたちの様子が、また頼もしく感じられました。

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