白樺会の練習会


 奈良田区公民館でおこなわれた、「白樺会」の練習会を取材しました。
 この日の練習は、5月27日に甲府市総合市民会館で開催される『第六回ふるさとのうた 民謡民舞の祭典』への出演に向けたもの。選抜メンバー(奈良田在住者6名、町外者4名)が「奈良田追分」と「八幡」を披露します。

 

 かつては各家庭に手作りの三味線があり、集落の独特な民謡と踊りは、結婚式などの晴れの場、集落での集まりとなれば、自然と演奏が始まり、その場にいる者は踊り出す、そういうものだったそうな。しかし近代から続く過疎高齢化の影響で、風物詩だった盆踊りも、年中行事としては途絶えて40年近くにもなるとのこと。
 一方で、民謡と踊りの保存・継承のための活動を続けてきた「白樺会」では、近年では、奈良田集落を出身とする町外在住者との協力が進んでいます。さらにUターン、Iターンの移住家族も活動に加わり、悩ましかった地元での三味線演奏をおこなう後継者も育ちつつあります。その成果の一つが、昨年6月に指導者として踊りを披露した、日本フォークダンス連盟が主催する「全国日本民謡講習会」(熱海開催)への参加。これまで県内はもとより、県代表、関東代表として奈良田民謡と踊りを披露してきましたが、外部大会などへの出演は久しぶりのものでした。

 

いつもの練習会の休憩では、

こんな様子なのですが

 
 この協力関係を背景とした盛り上がりのもと、奈良田で盆踊りを復活させようという試みが進んでいます。奈良田を拠点とする古民家カフェ『鍵屋』(南アルプスユネスコエコパークの早川ステーション)、日本上流文化圏研究所も加わって実行委員会を形成し、動き始めています。
 この日の練習でも、今度の演目にはない「『エンサー』も練習してみようか」と話題になります。しかし近年は踊る機会が全くなかったので、古株メンバーもしっかり踊りを思い出すことができません。すぐさまDVD『−方言の島− 奈良田のことば』を持ってきて、『エンサー』の記録動画が画面に流れると、その場にいた全員が釘付けになります。

 

休憩中の何気ない会話から、

座ったまま『エンサー』の身振り手振りが始まる

 

映像が流れると、一同、画面に駆け寄り

そのまま離れられなくなります

 
 映像を見て、次第に身振り手振りを思い出し、その場で踊ってみせるも、結局、「カメラがあっち向いたりこっち向いたりするから、全部は分からん」ということになり、最後に踊り馴れた「八幡」と「奈良田追分」を皆で練習して、この日は解散となりました。
 さあ、そうとなれば、上流研としては、なんとか『エンサー』の踊りの様子がきちんと分かる、記録映像を何とか掘り起こさなければなりません。奈良田民謡と踊りが、次々復活するといいですね、頑張ります!

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