第1回『やまびと講座』を開催しました


 7/16(日)、『やまびと講座』を開催しました。
 上流研として、これまで掘り起こしてきた地域資源や上流文化の素材たちを有機的に紡ぎ合わせたい、という問題意識を長らく抱いていました。ですが、なかなか取り掛かれずにいた課題です。『奥山名利』サイトの運用開始で一部は実現したものの、上流研らしい実践的な取り組みも模索していました。


 梅雨はどこへ行ったやら、この日もよく晴れあがりました。
 このたびの第1回では早川町とつながりのある人のあいだで関心の高い「川」をテーマに、まず1時間程度の座学講座をおこない、その後、近代化の原点「早川第二発電所跡」を見学。午後からは、希望者は子どもクラブへ合流し、座学で取り上げた川遊びも体験してみました。
 直前になって、地元の山梨日日新聞にこの講座のことが紹介され、町外からもたくさんの問い合わせがありました。午後からの川遊び体験を想定し、座学会場は大島公民館を利用させてもらいましたが、ちょうどいいスケール感の中、意見や質疑も活発で、講座らしい、いい雰囲気でした。

 

 


 「早川第二発電所跡」は、やはりその存在も知らなかった人ばかりで、とても盛り上がりました。「この文化遺産を、テーマパークか何かで復活させたいねぇ!」なんて、素直な意見も飛び交いました。
 また川遊びでは、いまでは珍しいカジカも確保でき、参加者ばかりでなく、子どもたちにとっても貴重な時間となったはずです。絶好の川遊び日和であったことも幸いでした。

 


 私たちのように、この流域の近くに住む人間が、この早川という川をどうしたいか、を考えることは、これから日本人、地球人としての生き方に、はっきり意思を持つことにつながります。「川」をテーマとして講座の準備を進めながら、いろいろ調べ直し、紡ぎ直しを試みる中で、そのように思いました。ぜひ、皆で考えていきましょう。
 『やまびと講座』として、ようやく一歩踏み出しましたが、新たな取り組みとしてはまだ実験的な段階。今回をきちんと振り返り、今後も内容を充実させ、まちつくりを活かすべく、改善していきたいと思います。

 

 今回作成した資料は、上流研事務所のある交流促進センターでパネル展示もおこないたいと思っています。また、自分で詳しく調べたいという方には、取り上げた文献や、町内で詳しい人なども紹介できます。その際は上流研まで、お問い合わせくださいませ。

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